為替レートはどのように動いているのだろう

ちょっと間があいてしまいました。いろいろ慌ただしかったということで。 今日ふと見かけたブログで気になる記述があったので、そこから掲題のことについて考えています。あ、短期の為替レートは、ですね。中長期の変動については自分のトレード方針との接点が今のところはあまりないので特に考えていません。

手元の本を紐解けば、

などが解説されていますが、これらは中長期の話ですよね。それらももちろん知っておいたほうがいいのだろうと思いますが、短期トレードにはあまり関係してこないような気がします。

実際毎日為替レートは時々刻々と変化し続け、その軌跡をチャートとして私達が参照しているのですが、このレートの変動はどのようなメカニズムになっているのでしょうか。(それがわかったら誰も苦労しない?でもまずは考えてみないと)

誰がレートを動かしているのか

陰謀論とかそういう話ではなくて、影響を及ぼしているのはどういうプレイヤーなのか、という意味です。まず私(および私のような個人トレーダー)ではないでしょう。では誰か。

マーケットでの価格というのは「今よりも高い値段でもいいから買う」という人が多ければ値段が上がり、逆に「今よりも安い値段でもいいから売る」という人が多ければ下がります。この表現は少し不正確で、本当は人数の多少ではなくオーダー量の多寡でしょう。

買いでも売りでも「注文する」という行動は「いつ」「いくらで」「どれくらい」の 3 要素から成り立っています。個人トレーダーと他のプレイヤーとで差があるのは「どれくらい」という点だと思います。つまり量 (quantity)。大きなロットであればあるほど、価格変動へのインパクトは大きいはず。

ということはレートを動かしているのはきっと、インターバンクのトレーダー(プロップ、マーケットメイカー)と、そこに注文を出す機関投資家のトレーダーということになりますよね。

と、自分で読んでも当たり前のことを書いているだけだと思うのですが、いいんです。考えを言語化するのも修行のうちなんですw

インターバンクのトレーダーさんはどうやってるの

また別の本では、インターバンクで為替のトレーディング経験がある著者が言うには、「日足以下のチャートは見ていない、価格水準でのみ出動してくる」ということが書かれていました。ふむ。

コレは全くの推測ですが、恐らくそういったプロ達は MT4 もインジケーターも使っていないですよね。あと為替は相対取引だから株と違って「板」は無いですよね。

  • プロは、チャートを見ていない。
  • プロは、レートを見てトレードしている。

そしたら、今度は「じゃあ、プロは何を根拠にオーダーを出すの?」という話になります。